3.11東日本大震災から学ぶ オフィスでの防災対策のススメ 2018.2.28
東日本大震災からはや7年。月日が経過すると「いざというときの備え」を忘れて しまいやすいもの。オフィスでできる防災対策についてまとめてみました。
東日本大震災では、首都圏の1都4県で合計515万人が当日自宅に帰れない帰宅困難者=帰宅難民となり、地震発生時の外出者の約28%が当日中に帰宅できませんでした。 鉄道は止まり復旧は地震当日の夜中から翌日の朝でした。 鉄道が利用できないことから多くの人がバス、タクシーを利用しようと乗り場は長蛇の列、首都高速道路が封鎖されたことも相まって大渋滞となりました。 ホームセンターなどで売られていた自転車はほぼ完売。皆で励まし合いながら何時間も歩いて帰宅した人も多数いました。
交通機関がマヒしている中、皆が一斉に帰ろうとすると危険なので、企業には従業員が留まれるよう3日分の食料と水を備蓄品として保管することを努力義務化し、 鉄道や集客施設では利用者の保護を務めることなどを定めた『東京都帰宅困難者対策条例案』が2013年に施行されました。
まずは自分で自分の身を守る。帰宅難民にならないためにできることはなんでしょう。
◎通勤経路の確認
鉄道:迂回ルートを何パターンか確認し、実際に乗ってみる
バス:乗り継いででも帰れるルートがあるかどうか確認してみる
徒歩:自宅まで歩いて帰れるルートを確認。自宅から会社が1時間以上と遠い場合は、どこからなら歩けますか?自宅から5km~10kmの距離にあるランドマークを調べておきましょう。
◎動きやすい服や靴などを会社に置いておく
スニーカー、ジャージ、防寒具
足元が悪い場合は両手があいている方が安全なのでリュックサックも置いておくとよいでしょう。
雪や台風で交通機関がマヒした場合でも有効ですので、ぜひ確認して、備えておくことをおすすめします。
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