デキる女は最新ビジネス用語をとりいれる④ 2018.1.30
~最近よく聞く「IoT」ってなに?~ ビジネスセミナーやIT関連企業の展示会でよく使われているキーワード。
今回は最近よく聞く「IoT(アイオーティー)」。
「Internet of Things」の頭文字をとって「IoT」。直訳すると「モノのインターネット」なので漠然としてて何を指すのかよくわかりません。 わかりやすく日本語化すると「あらゆるものがインターネットに接続し、情報交換することで相互に制御する仕組み」です。 インターネットはずいぶん前からあるのになぜ今「IoT」なのか、それはIT技術の進化はめざましく通信速度は速く大容量に、 データを蓄積するサーバーもクラウド化がすすみ安価に、人工知能などデータ解析技術の研究がすすんだことで環境が整ったからです。
「IoT」においては4つのステップがあります。
①「センサー」でモノから情報を取得する
②インターネットを経由してデータを蓄積する
③蓄積されたデータを分析、ときには人工知能も使われる
④分析結果に応じてモノが使用者にフィードバックする
ロボット掃除機を例にとってみましょう。
①ロボット掃除機がセンサーを活用し掃除をする。
②そのデータをインターネット上のサーバーに蓄積する。
③蓄積されたデータを人工知能が分析し次回の掃除ルートに活かされる。
④今日の掃除結果が使用者の専用アプリに配信される。
ロボット掃除機がインターネットに接続されたことで会社にいても掃除結果がわかるようになりました。これも「IoT」の1つなのです。
家電がインターネットに接続されることも、最初はあまり必要のない機能だと思われていました。 昨今はその家電の使用頻度を遠隔地から確認できることで別居している年配の親の安否確認にするといった事例も見受けられるようになりました。 使用者にフィードバックされる情報をどのように活用するか具体的にイメージできるかどうかで「IoT」におけるビジネスチャンスの広がりが変わってくるのではないでしょうか。
また、①から④のステップを1つの企業で完結できない場合も多々あります。 その場合、他社との協業による実現を視野にいれる必要がありますが、それが新たな顧客や市場を拡大することにつながります。 「IoTによってビジネスモデルが変わった」といった声も実際に聞こえてきているのです。
「IoT」は消費者としても、ビジネスを提供する企業としても、便利でわくわくする未来を連れてきてくれそうな予感がしませんか。これからの動向にも注目です。
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