もうすぐ節分。恵方巻きを食べて幸運を体に取り込もう 2018.1.30
松が明け、お正月気分もすっかり抜けると気がつけば、節分の豆と鬼のお面を目に するようになりましたね。そして「恵方巻き予約受付中!」の文字も目に飛び込みます。
「節分」は字が表す通り「季節の変わり目」を意味します。
本来は季節が移り変わる「節日」の「立春・立夏・立秋・立冬」とその前日で1年に4回ありました。 その中でも厳しい冬を乗り越えた後の「立春」は特に尊ばれ、また旧暦では新年を迎える日でもあったため、今も風習が残るのは立春の前日だけになりました。
昔は季節の分かれ目には「邪気」が入りやすいと考えられていたので鬼を追い払う「邪気払い」が行われていたのです。 諸説ありますが、平安時代の宮中行事から室町時代に「豆まき」に変化し、江戸時代に庶民にひろまったとか。思っていたよりも壮大な歴史のある行事なのですね。
豆まきには作法があります。しきたりに則ってやってみましょう!
◎炒った豆を使う
◎夜に行う
◎豆をまくのは一家の主人または年男年女、厄年の人
◎「鬼は外!福は内!」と掛け声をかけながら豆をまく。(地域によって掛け声が違うことも)
◎最後に自分の年齢よりも1個多く(数え年)豆を食べる
そして、節分に食べるとされている恵方巻。発祥は大阪の花街で商売繁盛を祈願して食べていた「丸かぶり寿司」だと言われています。 巻きずしは「福を巻き込む」に通じ縁起がよく、縁を切らないよう一本丸かじりする習わしとなりました。 なお、恵方は毎年変わるのでお気をつけて! 恵方を調べるホームページやアプリもあるので自分のいる場所の恵方を調べてみましょう。
◎恵方巻きの食べ方
◎恵方を向いて食べること!
◎食べ終わるまで黙って食べること!
◎一本を一気に食べること!
2018年の恵方は「南南東」。2月3日の節分には、南南東を向き、食べ終わるまでおしゃべりせずに一本一気に食べきり、今年の福を体に取り込みましょう!
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