デキる女は最新ビジネス用語をとりいれる 2017.12.09
~最近よく聞くRPAってなに?~ 経営者の方々ってアルファベット3字の略語や 聞き慣れないカタカナ語を駆使しているイメージがありませんか?何だか難しそう。
何を言ってるのかよく分からない。結局言いたいことは何?そう感じたとしても口にもだせず困ってしまう、そんな経験ありませんか。
でも逆転の発想をしてみると用語さえわかってしまえば同じ目線で会話ができるってことではないでしょうか。そんな最新ビジネス用語をとりあげていきたいと思います。
今回は最近よく聞く「RPA」。
「Robotic Process Automation」の頭文字をとって「RPA」。分かりやすく日本語にすると「ロボットによる業務自動化」です。 ロボットといってもPepper君のような人型ではありません。PCの中にインストールするソフトウェアの一種です。
エクセルの中にある「マクロ」という機能を知っていますか?このボタンを押すと印刷したり自動計算する様なプログラムを組込むことができるのですが、 このマクロがエクセルだけでなくPCの中で縦横無尽に動き作業するようなイメージです。
一例ですがRPAにプログラムすれば、
①受信したメールの中から件名が「見積依頼」のメールを抜き出す。
②メール本文の条件のとおりに見積書を所定のフォーマットで作成。
③メール発信者へ見積書を返送する。メール本文は所定のフォーマットを使用する。
これら①~③を自動的に24時間休みなく文句も言わず失敗もせずに、黙々と業務遂行してくれるわけです。
ロボットが人間の仕事を奪ってしまうのではないか!? そんな心配をする人がいるでしょう。 または人間より安く文句もいわず仕事をしてくれるなら人件費の削減になる、と考える人もいるでしょう。
しかし、RPAの導入がもたらす効果はそのどちらでもありません。
人間はどんなに優秀な人でもミスや失敗をすると言われています。でもロボットはミスをしません。 ロボットがおかしな結果を出したときは、プログラム内容が間違っていたことになります。 「ミスするかもしれない」といった心理的ストレスが大きな単純作業やデータ処理、また言いづらい相手に提出を促すような督促業務はロボットに任せて、 アイデアを出したり、問題解決に向かって提案をしたりと創造的・クリエイティブな仕事にかける時間を増やすことができるのです。
そして今行っている業務の中でどの部分をロボットに任せるかを抽出する事は、仕事のフローを見直し無駄な工程を省き「業務効率化」を推進すると言われています。
RPA導入が長時間労働社会を駆逐する日が来るのでは?といった期待も寄せられています。日本人の働き方が変わる日が来るかも!と思うと少し楽しみですね。