
デキる女は最新ビジネス用語をとりいれる③ 2018.1.19
~最近よく聞く「働き方改革」ってなに?~ ビジネス本のタイトルやビジネスセミナー、ニュースでも取り上げられる話題のキーワード。

ここまで騒がれているとなんだか気になる、乗り遅れてるみたいで今さら人に聞くのも恥ずかしい、 でも結局はどんなムーブメントなのか知っておきたい、そんなビジネスキーワードもとりあげていきたいと思います。
平成29年11月国会における阿倍内閣総理大臣所信表明演説に 「女性が輝く社会、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、誰もが生きがいを感じられる『一億総活躍社会』を創り上げます」とあり、 その実現に向けた最大のチャレンジが「働き方改革」とされています。 「働き方改革実行計画」の中で、日本の労働制度と働き方にある課題は「非正規雇用」「長時間労働」「単線型キャリアパス」と指摘されました。
では、具体的にはどんな改革をするのかまとめると下記のようになります。
①仕事と子育て・介護の両立可能な環境
②長時間労働是正、有給休暇取得
③多用な正社員の導入
④時間や場所にとらわれない働き方
⑤地域における女性の活躍
⑥若者・非正規雇用対策他の働き方の見直し
そして企業にとって「働き方改革」は待ったなしの状況に追い込まれています。 従業員の過労死や過労による自殺から長時間労働の実態が明らかになり労働法違反で送検された場合、報道され企業ブランドが大きく傷つく法違反リスク、 労働条件が悪いことは優秀な人材の離職と新たな人材獲得の障害となる人材損失リスク、職場でのエリート社員の心身の健康リスクが表面化してきているのです。
すでに積極的に「多様な働き方」を導入している企業もあります。
◎フレックスタイム制度~
必ず勤務すべき時間をコアタイムとし、その他の時間で始業・終業時間を調整可能
◎時間短縮勤務~
育児・介護理由を申請することで所定労働時間を短縮可能
◎テレワーク~
インターネット等を介して時間や場所の制約を受けずに柔軟に働く形態。在宅勤務やシェアオフィスの利用などが認められる企業も。
国の施策による推進や企業の多様な制度の導入があっても、実際に働き方を見つめなおすのは働き手である私たち自身でもあると言えます。
仕事とプライベート、会社と家族、同僚と友達、どちらが大切かではなく、バランスを保ってどちらも大切にできているかどうか。 何か1つに頼ることなく複数の居場所を持つことは、突然1つを失うことになっても将来までも見失うことがないよう人生にとってのリスクヘッジとなりうるのです。 自分の「ワークライフバランス」を見失わない、これが現代<いま>を賢く生き抜く秘訣ではないでしょうか。
この記事を友達にシェア