25歳OL生活3年目 まずはワンコイン投資! 2017.10.27
投資信託は100万円単位のお金がないと運営ができない?積立投信でNISAを利用すれば 500円から、単元未満株なら100円からでもチャレンジできます。
2014年1月からスタートした「NISA(ニーサ)」とは、少額投資非課税制度のこと。本来、株や投資信託などの運用益や配当金には一定額の課税がありますが、NISA口座で取引をすると非課税になります。ただし、年間の投資金額は「120万円分まで」と定められていて、2023年までの10年間は毎年新たに120万円の非課税枠が追加されます。
ちなみに各年に投資した金額の非課税期間は最大5年間となりますが、途中で売った場合は非課税枠を使ったとみなされ、再利用をすることができませんのでご注意を。 さらに、非課税枠を使っての投資総額は合計600万円までとなっていて、それ以上の金額は非課税の対象とはなりません。
たとえば、2017年にNISA口座を通じて100万円を運用した場合、2021年までは非課税となります。 ただし、2021年に非課税期間が終了しても、投資元本を翌年の新規非課税枠内であれば引き継ぐことが可能です。 万が一、非課税枠を超えた部分は時価または一般口座に移り、その分は課税されるので注意しましょう。
NISAは非課税であることがひとつの魅力ですが、実際にはどのくらいお得なのか見てみましょう。
例えば、120万円分のA社株に投資したとします。5年後、株価が2倍になって資産は240万円になりました。 すると120万円の利益です。普通であればかかる税金は、120万円の20%(=24万円)が税金となりますが、NISA口座で取引をすれば、なんと0円。 うまくこの方法が再現できれば毎年120万円ずつ非課税枠が増えるので、節税額はなんと120万円×5回分=600万円にもなります。
では、どんな商品を選んでいけばいいでしょうか? 10年間は毎年120万円分の非課税枠が増えるという、この制度をうまく利用するなら、長期投資向けの株や投資信託を買うのがおすすめ。 NISAは資産の売却後に非課税枠の再利用することができないしくみなので、短期でくりかえし売買をすると、一瞬で非課税枠を使い切ってしまいます。 逆に順調に株価が上がって5年目になれば、一旦売って新しい“非課税枠”で買い直すことができるからです。
賢く使えば少額でも運用が可能なNISA。チャレンジするならまずは専用の口座を作るわけですが、このとき、証券会社の株の売買手数料を見てどこで開設するか決めましょう。 せっかく口座を作っても、株の売買手数料が高い証券会社を利用していては、節税効果も半減してしまいます。ネット証券は比較的手数料が安いので、検討してみてはいかがでしょうか?